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覚醒剤所持の罪 建設会社の前の社長の男に執行猶予付きの有罪判決

ABS秋田放送 / 2024年11月14日 18時5分

自宅の寝室に覚醒剤を保管していたとして、覚醒剤所持の罪に問われている建設会社の前の社長の男について、秋田地方裁判所は、懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。

判決を言い渡されたのは、秋田市茨島の無職・加藤俊介被告、70歳です。

起訴状などによりますと、加藤被告は今年9月、自宅で覚醒剤0.3グラムあまりを保管していたとして、覚醒剤所持の罪に問われています。

加藤被告は、逮捕を受け、秋田市にある建設会社の社長を解任されていました。

先月の裁判で起訴内容を認めた加藤被告は、動機について「仕事でストレスを感じて使ってしまった、魔が差した」などと述べていました。

検察は「覚醒剤所持の前科があり、違法性を十分認識していた」「購入資金は犯罪グループの活動を助長するものだ」などとして、懲役1年6か月を求刑していました。

秋田地方裁判所の岡田龍太郎裁判官は、14日の判決公判で「覚醒剤を自らの意思で購入、使用し、保管していた」「残りも数回分使用できる量で、決して軽微とは言えない」と指摘しました。

一方で、「前科はあるものの、その後30年以上は使用していなかった。反省もしている」として、懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。

弁護側は控訴しない方針です。

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