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迅速な容疑者逮捕へ!警察犬が初参加 コンビニエンスストアで強盗事件を想定した訓練

ABS秋田放送 / 2024年11月19日 18時10分

仙北市のコンビニエンスストアで、強盗事件を想定した訓練が行われました。

従業員が対応を確認したほか、容疑者捜索に向けて初めて警察犬も訓練に参加しました。

訓練は、仙北警察署が実施したもので、犯人がコンビニエンスストアから現金を奪って逃走するという想定で行われました。

犯行時間はわずか40秒。

犯人は南の方向に逃走しました。

こうした事件の際に登場するのが、県警が飼育する「直轄警察犬」。

19日に出動したのは、5歳のメスのシェパードです。

犬は嗅覚に優れ、人間の数千倍から百万倍以上の能力で嗅ぎ分けられるともいわれています。

もし目撃者が少ないと捜索は難しくなりますが、警察犬はすぐに犯人が逃げた南の方向へのトラッキング(追跡)を始めました。

田村修アナウンサー

「晴れの日、雨の日、雪の日、天候によっても証拠の残り方は変わります。ゆえにこの犬の『においによる追跡』が重要になります」

この訓練は、警察と店員の強盗への対応ともに、警察犬の実践訓練にもなっています。

普段からにおいを嗅ぎ分ける訓練は行っているものの、強盗訓練に警察犬を導入するのは初めてです。

犯人が逃走時に残していったものも、においを頼りに発見しました。

警察犬は、事件の捜査に加えて、行方不明になった高齢者の捜索でも多く活躍しています。

県内に直轄警察犬は2頭、民間の嘱託警察犬が7頭います。

県内の捜査を、9頭の嗅覚が支えています。

田村アナ

「警察犬も訓練というか練習は必要になるわけですか?」

県警鑑識課 武内力 巡査長

「そうですね。毎日訓練を繰り返し行って、追及練度を高めていければと思います」

県警では、訓練を繰り返して、事件の未然防止と、迅速な容疑者の逮捕に繋げていきたい考えです。

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