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12月6日はハタハタの日!季節ハタハタの水揚げは?男鹿市では神棚にハタハタをまつり豊漁を願う神事

ABS秋田放送 / 2024年12月6日 18時4分

天気が荒れると期待されるのが季節ハタハタの水揚げです。

男鹿市商工会が定めた「ハタハタの日」の6日、男鹿市では神事が行われ、関係者が豊漁を祈願しました。

季節ハタハタが接岸する目安のひとつが海水温の低下ですが、6日はその目安となる温度を上回っていることが確認されました。

本隊の接岸はもう少し先になるかもしれません。

一匹でも多くの仲間を連れて来てほしい。

そんな願いを込めて、神棚にまつられるハタハタは、4日前に沖合で獲れたものです。

「きょうも荒れていたので期待はしてたんですが、まるっきり獲れない」

こうした中、地元の漁師などは、6日、ハタハタの豊漁を願って神事を執り行いました。

男鹿市商工会は、2008年、それまで季節ハタハタの初漁日が最も多かった12月6日をハタハタの日と定めています。

男鹿市商工会 嵯峨祥夫 副会長

「(ハタハタは)漢字の通り、神って書かれますけども、それが生活していく中で必要だった、一番大切な魚だったと思います」

記者

「季節ハタハタはいつごろ来ると思いますか」

嵯峨 副会長

「いや、なんとも言えないですね、私の方では。ただ、20日ごろまでには来ていただけると助かるという思いです」

季節ハタハタの水揚げに備え、準備も始まっています。

6日は、地元の道の駅にハタハタの販売コーナーが設けられました。

今シーズンは、沖合でもハタハタの水揚げが少ない状態が続いています。

コーナーに並んだのは、様々な加工品です。

ハタハタが産卵のため接岸する目安のひとつが、海水温が13度を下回ることです。

県水産振興センターでは、海の環境の変化を記録するため、毎日、くみ上げた海水の温度を記録しています。

「13.5度です」

5日の海水温は12.4度でしたが、6日は13度を上回りました。

県水産振興センター 松井嵩人 主任研究員

「定期周期的に(漁獲量が)変動する魚種である。これまでも獲れる時期と獲れない時期ってのがあったんですけど、いまはやっぱり気温・水温(の上昇が)だいぶ効いているんじゃないかなというふうに考えています」

県水産振興センターは「週末にかけて海が荒れることで、海水がかき混ぜられ、水温が下がる。その後、しけが収まれば接岸が期待できる」という認識を示しています。

本格的な季節ハタハタ漁のシーズン到来は、もう少し先になりそうです。

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