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【単独】決め球から得意料理まで…金足農業出身 オリックス・吉田輝星投手へインタビュー 年男の一年の決意

ABS秋田放送 / 2025年1月8日 17時43分

金足農業高校出身、プロ野球・吉田輝星投手の単独インタビューです。

オリックスへの移籍1年目の去年は、勝利数・ホールド数ともに自己最多と、中継ぎとして大きな飛躍を見せた吉田輝星投手。

活躍につながった秘話から、年男として迎えるプロ7年目への決意まで、廣田裕司アナウンサーが聞きました。

年の瀬の30日。

秋田放送を訪れた、潟上市出身、オリックス・バファローズの吉田輝星投手。

4日後の12日で24歳。

年男です!

廣田裕司アナウンサー

「お召し物がとてもおしゃれだなと」

吉田輝星投手

「ちょっとおとなしめだけどきれいにみたいな。ちょっとおしゃれにしたいなと思って茶色にしました」

廣田アナ

「ずばり2024年、大きな変化の一年だったと思いますが、振り返ってどうでしょう」

吉田投手

「いや、もう、チームが変わったのがまず大きい変化でしたし、変わった環境の中でやらないとなという気持ちになって、それが結果につながったのかなというのは一番でかい要因かなと思います」

日本ハムからオリックスへ移籍1年目の去年は、中継ぎとして50試合に登板し、4勝0敗、14ホールドをあげ、防御率は3.32。

勝利数、ホールド数、防御率は、いずれもプロ6年目で自己最高成績でした。

吉田投手

「ちょっと後がないという気持ちも思いつつ、やらなきゃいけないという危機感は結構ありました」

「中嶋監督がいろいろやってくれて、投手コーチに目をかけてもらったりする時間がすごい長かったんで、キャンプからすごい変わってるなって実感しながらシーズンに入った感じでした」

「まだまだできたという思いもありますけど、キャリアハイをちゃんと出せて活躍できたというのは、まずうれしいなという気持ちと、もっとやりたかなったなという気持ちもありつつ、いいシーズンだったなと思います」

廣田アナ

「この数字を出せたのが一番うれしいというのは?」

吉田投手

「やっぱり勝ち数とホールド数、2つ合わせてリリーフピッチャーは評価されるんすけど、そこが18とかも。やっぱりタイトルをとっている人が30なんぼとかなので、その半分以上いけてるって考えたら、勝ちパターンで投げるタイミングも後半戦でどんどん増えてきましたし、いい仕事ができたのかなと思います」

去年は変化球に磨きをかけ、中でも、タイミングを外すのに効果的なチェンジアップは、新たな決め球となりました。

吉田投手

「ストレートが、持ち主視点から見るとこうなんですけど、同じ場所でただ中指を外してボールをもうちょっと落ちそうなぐらいで、第2関節ですかね、で支えてあげるだけで」

「指がかかかっていない分、(腕を)振れば振るほど遅くなるみたいな」

「もうストレートより振る」

「遅いストレートを投げたいっていう感じ」

「僕からしたらストレートが2つあるみたいなもんですかね。めちゃくちゃダメなストレートと、いいストレートがあって、両方真ん中に投げていれば、バッターからしたらどっちがどっちか分からないので」

実はこのチェンジアップ習得には、北秋田市出身・中嶋聡前監督の後を受け、新たに監督に就任した岸田護投手コーチが深く関わっていました。

吉田投手

「10日間休憩で2軍に行った時があって、その時に2軍の投手コーチをされていたんですけど、『チェンジアップは6年かかっても僕投げられなくて』と相談した時に、岸田さんが僕に向かって投げてくれて、投げた軌道とか握りとかを聞いてイメージしたら一発で投げられて。調整登板みたいなのがあって、そこで初めて投げたら空振り取れました。で、いきなり1軍で投げたら決め球になったという」

「変化球に意識が向いてくれると、逆にストレートで活躍しやすくなるので、その段階かなと思っていますけど、やっぱり最後はストレートで。ストレートが代表する球種というのはこだわりたいので」

■初めてのひとり暮らし

日本ハム時代の5年間は寮生活でしたが、去年は初めてのひとり暮らしがコンディションの維持につながったそうです。

吉田投手

「自分で料理とかも身体を気にして作るようになりますし、そういうのもあんまり疲れずシーズンをやり遂げた要因なのかなって」

廣田アナ

「得意料理は?」

吉田投手

「筋肉チャーハンって勝手に呼んでるんですけど」

「筋肉をつけるためのタンパク質たっぷりチャーハンみたいな感じ」

■母校 金足農業高校

2018年、金足農業高校のエースとして、夏の甲子園準優勝に輝き、その後のプロへの道を切り開いた、吉田輝星投手。

弟の大輝投手が2年生ながら同じエースナンバーを背負い、金足農業はあの夏以来の甲子園に出場しました。

廣田アナ

「今回の帰省がそれ(去年夏)以来だったりしますか?顔を合わせるのは?」

吉田投手

「それ以来っすね」

廣田アナ

「今回はどんな会話を?」

吉田投手

「僕が久しぶりに家に帰ったら、自分(弟自身)のいいピッチングをした時の映像をずっと見ていたので、もうちょいこここうした方がいいのにね、みたいな会話はしましたけど」

「やっぱり勝った人にしか分からないあれはあるので。言葉では説明できないですけど、やったぞという達成感とか。あと優勝した時に校歌を歌っている時とか、すごい気持ち良かったと思いますし、それを弟も経験できて、なんか兄としてはすごい良かったねという気持ちもありつつ、まだ2年生なんで」

「出れるだけで兄としては全然良かったですけど、ぜひ超えていただきたいですね。僕の僕らの準優勝を」

■年男の一年へ

地元・潟上市のふるさと応援大使にも就任した、吉田輝星投手。

プロ7年目の今年は、いままで以上に秋田を沸かせる決意です。

吉田投手

「やっぱ地元のファンの人は、もうなんか本当特別というか、甲子園で活躍する前から応援してくれている人もいますし」

「秋田のニュースで流れるとなると、今年(24年)大谷さんがホームラン記録どこまで伸びるかみたいな感じで、全国ニュースでずっとやってましたけど、タイトル争いとかしてると僕の『今日のピッチング』とかって秋田で振り返ってみんなみてくれるのかなと思うので、タイトル争い食い込んで、タイトルとれるぐらいの活躍がしたい」

「まず個人的には30ホールド以上とって、勝ちパターンと言われる仕事を1年間全うしたいなと思いますし、その結果が王座奪還という風になればいいかなと思います」

「はい、王座奪還で」

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