若手農家が感じる農業の厳しい現状とは…新たな取り組みの報告も 秋田県農業法人協会の研究会
ABS秋田放送 / 2025年1月9日 17時58分
県内の農業法人や個人の経営者からなる秋田県農業法人協会は、毎年、年明けに研究会を開いて、意見と情報を交換しています。
9日に開かれた会合では、若手農家からの厳しい現状の報告もありました。
56の農業法人や個人からなる秋田県農業法人協会は、生産と経営の強化のために、研究会を定期的に開いています。
農業の担い手不足は深刻で、近年は、スマート農業など人員や手間を減らす取り組みに関心が寄せられます。
9日は、種もみに菌を摂取させて、雨水程度で育つようにした、稲の新たな栽培方法などが報告されました。
田んぼに直接種もみをまき、多くの水を必要としないため、労働力不足の解消にもつながるということです。
アグリ川田 川田将平 社長
「直に田んぼに(種もみを)まくので、田植え機がいらないよねと、育苗管理がいらないよねと、かつ水を張らないので、日々の水管理がいらないということもあるよねと」
大館市にある農業法人の川田将平社長は、2年前に始めたものの、メリットもデメリットあるので、試行錯誤しながら取り組んでいると報告しました。
研究会では、このほか、若手農家から現状が報告されました。
「毎年田んぼの面積が増えていっているので、労働力のコスト削減と新しい需要の確保を考えて」
「去年の水害で令和7年度の作付けは半分、水稲作付は15町歩もいけないんじゃないかというぐらいの災害を被ってしまったので」
「米価は上がったものの、思うような収量がとれていないところで、厳しかったかなというところもあるので」
「取引先との需要等の兼ね合いで、よりたくさんの量を確保する必要に迫られていたりして」
協会は、研究会で出た意見を集約して、政策や制度に反映させられるよう、日本農業法人協会を通じて、農林水産省に提言することにしています。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
秋田県企業と首都圏副業・兼業プロ人材とのマッチング交流会第三弾を開催
PR TIMES / 2025年1月8日 14時45分
-
25年はどんな年に? 企業や自治体のトップが意見交換 秋田商工会議所 新年祝賀会
ABS秋田放送 / 2025年1月7日 11時56分
-
若手研究者は「まるで個人商店」負担となる研究費調達、元教授陣が支援 阪大の試みに期待
産経ニュース / 2025年1月5日 20時5分
-
【特集2024】ことしで終わらない?“令和のコメ騒動” 新米の出荷で解消したか 「来年分を先食いしている」と指摘する専門家も ≪新潟≫
TeNYテレビ新潟 / 2024年12月30日 20時2分
-
「ユニバーサル農業20周年記念シンポジウムinはままつ」の参加者募集について
PR TIMES / 2024年12月13日 11時45分
ランキング
-
1明け方の路上で男性に馬乗りになり、ボディではなく顔を…三原じゅん子こども相(60)から暴行を受けた被害者が激白「顔を殴られカメラマンを辞めました」
文春オンライン / 2025年1月9日 17時0分
-
2「不誠実な態度」 石破首相の核兵器禁止条約オブザーバー参加言及なしに広島の被爆者団体が落胆
広島テレビ ニュース / 2025年1月9日 18時42分
-
3【江別大学生暴行死】主犯格の18歳男に“酌むべき点は皆無”家庭裁判所が厳しく非難、知人は「中学時代から暴力的、相手を全裸にさせることが趣味」
北海道放送 / 2025年1月9日 20時11分
-
4首都圏の2倍の料金に目がテン…「青森移住10年」でわかった"日本一の短命県&生活費バカ高"のカラクリ【2024下半期BEST5】
プレジデントオンライン / 2025年1月7日 7時15分
-
5<独自>川口周辺クルド人2500人に急増か 「難民ビザ」半年で1・6倍、他都市分散も 「移民」と日本人
産経ニュース / 2025年1月9日 11時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください