今シーズン最強の寒気襲来 秋田県内大雪への備えを 10日は暴風雪にも警戒が必要 交通機関への影響も

今シーズン最も強い寒気が流れ込んで、県内は、各地で積雪が増えました。100センチを超えている地点もあります。気象台は10日夜遅くにかけて大雪に十分注意するよう呼びかけています。

また10日は暴風雪に警戒が必要です。

午前9時半ごろの北秋田市の阿仁地区。未明から断続的に雪が降り、大粒の雪で視界が悪くなる時間もありました。年末に積雪が急増したこちらの地区では、7日に1メートルを下回りましたが、再び増えました。

午後4時の積雪は110センチで平年の約1.8倍です。

雪かき中の男性「ここ去年おととしと少なかったから特にこたえますね。もう1週間くらいで限界ですね、もうごちそうさんです」

雪かき中の女性「仕方ねえべ雪国だから。雪消えて春なるのが楽しみだ。フフ」

記者「まだ1月初めですよ」

女性「おっほほ。長いよな、春が。」

今シーズン最も強い寒気と強い冬型の気圧配置の影響で、県内は、南部を中心に雪の降り方が強まっています。

午後4時までの24時間降雪量は、由利本荘市矢島で28センチ由利本荘市本荘で20センチ、湯沢市が18センチ。本荘由利地域には大雪警報が出されています。

積雪がなかった秋田市でも昼前から雪が降り始め、秋田放送の情報カメラもあっという間に真っ白に。

鴨下アナウンサー

「秋田市山王はこの時間は細かい雪が降っています。路面に雪はほとんどありませんがこのあと秋田市でも雪が積もる可能性があります」

午後4時時点で秋田市の積雪は4センチになりました。雪は10日夜遅くにかけて断続的に降る見込みで、10日夕方までに予想される24時間降雪量は山沿いで50センチ、平野部で40センチです。屋根からの落雪や建物・農業施設などへの被害に十分注意が必要です。

また、沿岸では風が強まる見込みです。10日に予想される最大瞬間風速は30メートルで暴風雪に警戒が必要です。

大気の状態も非常に不安定で天気の急変にも注意してください。

大雪で交通機関にも影響が出ます。

JR秋田支社は、10日の羽越線 羽後本荘駅と山形の吹浦駅との間で普通列車4本の区間運休を決めたほか、奥羽線や五能線、男鹿線でも運休や遅れが発生する可能性があると発表しました。

最新の情報を確認するようにしてください。

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