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クマによる農作物の被害を防ぐには?交付金制度や先進地域の対策を学ぶ研修会 秋田市

ABS秋田放送 / 2025年1月17日 18時5分

クマが大量に出没した昨年度、果樹園のリンゴや田んぼのコメが食い荒らされる被害も県内各地で相次ぎました。

生産者を悩ますこうした農作物の被害を防ごうと、市町村の担当者を集めた研修会が秋田市で開かれ、対策に活用できる国の交付金や、先進地域の対策などについて学びました。

クマやイノシシなどの野生の鳥獣による県内の農作物被害は、昨年度、過去10年で最も多い1億6665万円でした。

このうち8割がクマによるものです。

作物別では、果樹が被害全体の8割近くを占めていて、野菜・コメが続いています。

こうした鳥獣被害を防ごうと、県は17日、市町村や農業団体などを集めた研修会を開きました。

クマは今年度新たに捕獲や生息調査が国の交付金の対象になる指定管理鳥獣に追加されています。

県の担当者は、被害を防止するための捕獲や、電気柵・緩衝帯の設置、それに誘因物の撤去といった、対策に活用できる交付金などについて説明しました。

このほか、研修会では、動物が嫌がるレーザー光を活用した撃退装置や、捕獲後の解体作業を省力化する施設を導入した北海道の町から職員を招いて、先進的な対策の紹介などが行われました。

県水田総合利用課の大友秀樹課長は「被害を減らすには捕獲だけに偏らず、人間の生活圏への侵入防止と、放置されている果樹の伐採といった環境の管理との、3本柱の組み合わせが重要だ」と呼びかけました。

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