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小正月行事「上桧木内の紙風船上げ」まで約20日 紙風船づくりが大詰め 仙北市西木町

ABS秋田放送 / 2025年1月21日 18時10分

仙北市西木町の小正月行事「上桧木内の紙風船上げ」が、来月10日に行われます。

打ち上げ本番まで1か月を切り、地元では紙風船づくりが大詰めを迎えています。

毎年2月10日に行われる仙北市西木町の小正月行事「上桧木内の紙風船上げ」。

本番まではあと20日ほどで、今、紙風船づくりが大詰めを迎えています。

紙風船上げは、江戸時代の科学者、平賀源内が鉱山の技術指導に訪れた際に、熱気球の原理を応用した遊びとして伝えたとされています。

五穀豊穣や無病息災などを願い、ともし火をつけた大きな紙風船を打ち上げるもので、真冬の夜空に幻想的に浮かぶあかりが、訪れた人たちを魅了します。

打ち上げ会場の隣にある紙風船館では、21日、保存会のメンバーや仙北市の職員などが集まり、協賛企業用の紙風船づくりを行いました。

壁に張った和紙に、絵柄や文字などを映しながら鉛筆で下書きしたあと、筆で色を塗っていきました。

紙風船は、幅が約3メートル、高さ6メートルほどの円筒形で、竹の骨組みに和紙を貼って作ります。

今年は地元の集落や保存会などが描いた約50個の紙風船が打ち上げられる予定です。

上桧木内紙風船上げ保存委員会 阿部明雄 会長

「一番厳しい冬をこの紙風船で心を癒やしているっていうか、そういう感じでがんばっていますけども、今年一年、何事もなく平穏に暮らせればなという願いを込めながら、みんなと一緒に上げたいなと思っております」

地元の人々の願いを乗せた紙風船が冬の夜空を彩る、仙北市の「上桧木内の紙風船上げ」は、来月10日、月曜日の午後6時から一斉打ち上げがスタートします。

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