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【詳報】パワハラめぐり鹿角市長への不信任決議案を可決 鹿角市議会

ABS秋田放送 / 2025年1月30日 17時59分

【動画】パワハラ認定された鹿角市長の発言

鹿角市の関厚市長のパワーハラスメントをめぐり混乱が続いています。第三者委員会が行った調査で、12件の言動がパワハラだと認定された関市長に対する不信任決議案が、30日市議会に提出され、可決されました。

10日以内に市議会を解散するか、自ら辞職するか、または自動失職するかのいずれかを選ぶ必要があります。

取材に対し関市長は「熟慮して対応したい」と述べ今後の態度を明らかにしませんでした。

鹿角市の関厚市長をめぐっては、市が設置した第三者委員会による職員や市長本人への聞き取り、それに、音声データの確認などの調査で「お前の退職金をなくしてやる」「市長の了解なしに答弁したものは懲戒免職」といった言動12件がパワハラにあたると認定されました。

「市長の資質が決定的に欠けている」として、30日、市議会議員から関市長に対する不信任決議案が、本会議に提出されました。

鹿角市議会 児玉悦朗議員

「関市長は市のトップを司る市長としては不適任であることは明白であり、また、パワハラ問題では形式的な謝罪はしたものの、自身の所業についてはかたくなに非を認めようとしない姿勢から判断するに、今後も改善は望むべくもなく、関市政の下では鹿角市の発展は期待できないというより、むしろ後退するものと判断せざるを得ない」

採決の結果、17人の議員のうち15人が賛成し、決議案は可決されました。

これにより関市長は、10日以内に市議会を解散するか、自ら辞職するか、または自動失職するかのいずれかを選ぶ必要があります。

自身への不信任決議が可決されたことを受けて、関市長は。

鹿角市 関厚市長

「重い決議であるということをわたくしも十分理解して、熟慮して対応していきたいと思います。たった今いただいたばかりですので、しっかりと考えて対応する。少し時間かかりますけど、決議に対する考え方が決まりましたら、みなさまに記者会見で報告したいと思います」

これまで、繰り返し辞職を否定してきた関市長。今後の態度を明らかにしませんでした。

新年度予算案の審議が控える中、どのような判断を下すのかが当面の焦点です。

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