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人気俳優の死で注目 眼球の臓器提供意思登録が増加 インド

AFPBB News / 2021年11月25日 19時33分

インド南部ベンガルール(旧バンガロール)に設置された俳優のプニート・ラージクマールさんの看板(2021年11月1日撮影)。(c)Manjunath KIRAN / AFP

【AFP=時事】インドの映画スター、プニート・ラージクマール(Puneeth Rajkumar)さんが10月、心臓発作で46歳の若さで亡くなった。生前に眼球の臓器提供をする意思表示をしていたことから、ファンの間で同じく意思表示をする人が増えている。


 派手なアクションをこなしていたことから「パワースター(Powerstar)」とも呼ばれたラージクマールさんは、南部カルナタカ(Karnataka)州ベンガルール(旧バンガロール、Bangalore)で最も有名な俳優の一人として名をはせた。


 ラージクマールさんは生前に眼球の提供の意思表示をしており、4人分の視力の回復が可能な眼球組織が摘出されたと報じられた。ラージクマールさんの両親も意思表示登録をしていた。


 ライオンズ国際アイバンク(Lions International Eye Bank)の医療部門責任者レーカ・ギャーンチャンド(Rekha Gyanchand)氏は、ラージクマールさんの死によって、伝統的な全身の土葬・火葬以外に抵抗のある人が、臓器提供という選択肢を再認識したと語った。


 ギャーンチャンド氏は「大勢の人が眼球の提供の登録に来ており」「臓器提供の意識が実際に高まっている」と述べた。


 近隣の眼科医院「ナラヤナ・ネトララーヤ(Narayana Nethralaya)」では、笑顔のラージクマールさんの写真に「視力という贈り物をしよう」というメッセージが書かれたポスターやパンフレットが張られている。


 同院幹部K・ブジャング・シェッティ(K. Bhujang Shetty)氏は、ラージクマールさんの死後、7000人を超える市民が眼球の臓器提供の登録をしたと述べた。


 ラージクマールさんは子役でデビューし、約30本の作品に出演した。アクション・コメディー映画『アップ(Appu)』が最大のヒット作。インドIT産業の中心地として知られ、カンナダ語映画業界の拠点となっているベンガルールで、最も人気のある俳優の一人だった。


 ラージクマールさんの死はベンガルールに衝撃を与えた。ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相は「運命の残酷ないたずら」と呼んだ。


 ベンガルールの主婦ウマ・アラビンド・クマール(Uma Aravind Kumar)さんは、ラージクマールさんの死をきっかけに、眼球の臓器提供を決めた。「プニートの死後、息子が知らぬうちに眼球提供の意思登録をしていた」とAFPに語った。「それを聞いて、私も提供したいと思った。誰かの役に立つから」

【翻訳編集】AFPBB News

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