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学校でのスマホ使用禁止へ 米ロサンゼルス、60万人対象に

AFPBB News / 2024年6月19日 19時39分

米カリフォルニア州ロサンゼルスでスクールバスに乗る生徒(2015年12月16日撮影、資料写真)。(c)RINGO CHIU / AFP

【AFP=時事】米カリフォルニア州ロサンゼルス統一学区の教育委員会は18日、学校内での生徒によるスマートフォンとSNSの利用を全面的に禁じ、教職員に対して4か月以内に対策を打ち出すよう指示する決議案を採択した。同学区は全米で2番目に規模が大きく、生徒60万人が対象となる。


 決議案が引用している研究結果によれば、若年層による携帯電話の長時間使用はストレスや不安、抑うつ、睡眠障害、攻撃性、希死念慮の増加と関連性がある。


 また、日中の携帯電話やSNS使用をなくすことで、試験の点数アップにつながることも示されており、「週に指導時間を1時間増やした結果に相当」するとしている。


 米厚生省のビベック・マーシー(Vivek Murthy)医務総監は17日、ニューヨーク・タイムズ紙への寄稿で、SNSが若年層のメンタルヘルスに深刻な影響を及ぼす危険があるとして、たばこ製品と同様の健康警告表示をSNSのプラットフォームに義務付けるべきだと提言。




 若年層がSNSに1日3時間以上費やすと、不安障害やうつ病の発症リスクが倍増すると指摘した他、若年層の昨夏の1日平均利用時間は4.8時間だったと説明している。


 決議案採択を前に、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム(Gavin Newsom)知事は、州全域の学校で、スマートフォン使用を禁止または制限する措置への支持を表明。


「医務総監が指摘したように、SNSは若年層のメンタルヘルスに有害だ」とし、「10代以下の子どもたちは学校では(スマートフォンの)画面ではなく、勉強に集中するべきだ」との考えを示した。

【翻訳編集】AFPBB News

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