トンプソンヘラ、3連覇かかるパリ五輪の200m欠場 陸上

陸上女子短距離のエレーン・トンプソンヘラ（2023年9月8日撮影）。(c)JOHN THYS / AFP

【AFP＝時事】陸上女子短距離のエレーン・トンプソンヘラ（Elaine Thompson-Herah、ジャマイカ）が、来月のパリ五輪で3冠を目指さないことが明らかになった。


　31歳のトンプソンヘラは2016年のリオデジャネイロ五輪と2021年の東京五輪で、100メートルと200メートルを連覇しており、東京大会では4×100メートルリレーの金メダルも獲得した。


　しかし、17日に募集が締め切られた国内選考会でトンプソンヘラは200メートルに選手登録を行わなかった。今月27日から30日にかけて行われる選考会のエントリーは、ジャマイカ陸上協会（JAAA）のウェブサイトに掲載されているが、トンプソンヘラは100メートルのみに出場する。

　今月上旬に米ニューヨークで行われたレースでトンプソンヘラは最下位に終わると、肩を借りてトラックを後にしていた。国内報道によるとアキレス腱（けん）を痛めたという。


　一方で、シェリー・アン・フレイザー・プライス（Shelly-Ann Fraser-Pryce、ジャマイカ）は両種目に出場登録を行っている。


　37歳のフレイザー・プライスは2008年北京五輪と2012年ロンドン五輪の100メートルで連覇を達成。世界陸上（World Athletics Championships）では16個のメダルを獲得しており、100メートルでは5個の金メダルを獲得している。

【翻訳編集】AFPBB News