スペインがイタリア下し16強 イングランドは低調ドロー EURO

サッカー欧州選手権、グループB、スペイン対イタリア。オウンゴールを献上して悔しがるイタリアのリッカルド・カラフィオーリ（手前下、2024年6月20日撮影）。(c)PATRICIA DE MELO MOREIRA / AFP

【AFP＝時事】サッカー欧州選手権（UEFA Euro 2024）は20日、グループリーグの試合が行われ、グループBのスペインは1-0でイタリアとの強豪対決を制し、決勝トーナメント進出を決めた。グループCのイングランドは1-1でデンマークと引き分けに終わった。


　優勝3回のスペインは55分のリッカルド・カラフィオーリ（Riccardo Calafiori）のオウンゴールが決勝点となり、前回王者のイタリアを破った。これでチームは2連勝。1試合を残して組首位通過も確定し、30日の決勝トーナメント1回戦では組3位で勝ち上がってきたチームと対戦する。


　一方のイタリアはまだ突破が決まっていないが、24日のクロアチア戦で引き分け以上で2位通過が決まる。

　イングランドもデンマークに勝てばベスト16入りが決まる状況だったが、初優勝の可能性には疑問を残す低調なパフォーマンスに終わった。


　イングランドはハリー・ケイン（Harry Kane）のゴールで幸先が良いスタートを切ったが、34分にモルテン・ヒュルマンド（Morten Hjulmand）の強烈なミドルシュートで追いつかれ、グループステージの決着は25日の最終節まで分からなくなった。


　この日行われたグループCのもう1試合では、セルビアとスロベニアが1-1でドロー。セルビアが95分のルカ・ヨビッチ（Luka Jovic）の同点ゴールで勝ち点1をもぎ取った。


　同組は勝ち点4のイングランドが首位に立ち、同2でデンマークとスロベニアが並んでいる。イングランドはスロベニアとの最終節で引き分け以上で突破が決まる。

【翻訳編集】AFPBB News