今季引退のトンプソンが首位発進 渋野ら4位タイ 全米女子プロ

女子ゴルフ米国ツアーメジャー第3戦、全米女子プロゴルフ選手権初日。18番でパットラインを読むレクシー・トンプソン（2024年6月20日撮影）。(c)Steph Chambers/Getty Images/AFP

【AFP＝時事】女子ゴルフ米国ツアーのメジャー第3戦、全米女子プロゴルフ選手権（KPMG Women's PGA Championship 2024）は20日、米ワシントン州サマミッシュ（Sammamish）のサハリーCC（Sahalee Country Club、パー72）で開幕し、今季限りでの現役引退を表明しているレクシー・トンプソン（Alexis "Lexi" Thompson、米国）が後続に1打差の4アンダー「68」で首位発進した。


　前週の大会で2位タイに入った29歳のトンプソンは、1番からいきなり3連続バーディーを奪い、9番でもバーディーを取って後半へ折り返した。10番ではボギーをたたいたものの、12番と14番のバーディーで挽回。16番でもボギーを喫したが、世界ランキング1位の同胞ネリー・コルダ（Nelly Korda）とパティー・タバタナキット（Patty Tavatanakit、タイ）を3アンダーの2位タイに抑えた。

　トンプソンはスイングを変更したことが安定したプレーにつながっていると自己分析。「シンプルにしようとしたらそれがうまくスイングにはまった感じ」「（引退の）発表が関係しているとは思わない。とにかく落ち着いて、レクシーらしい自由なスイングでプレーできているかの問題」と語った。


　東京五輪女王でメジャー3勝目を目指すコルダも、3連続バーディーをマークするなどしてトップに肉薄。2021年のANAインスピレーション（ANA Inspiration 2021、現シェブロン選手権）で唯一のメジャー優勝を挙げているタバタナキットも、ノーボギーで初日のラウンドを終えた。


　2アンダーの4位タイグループには、渋野日向子（Hinako Shibuno）をはじめ、岩井明愛（Akie Iwai）や西郷真央（Mao Saigo）らが入った。


　その他の日本勢は、古江彩佳（Ayaka Furue）と山下美夢有（Miyu Yamashita）が1アンダーの15位タイ、勝みなみ（Minami Katsu）がイーブンパーの22位タイ、笹生優花（Yuka Saso）が2オーバーの54位タイ、西村優菜（Yuna Nishimura）が3オーバーの70位タイにつけている。

【翻訳編集】AFPBB News