自宅に宇宙ごみ落下した米家族、NASAに1270万円の賠償請求
AFPBB News / 2024年6月22日 10時33分
【AFP=時事】米フロリダ州の家族が、小さな宇宙ごみ(スペースデブリ)の落下により自宅の屋根を突き破られたとして、米航空宇宙局(NASA)に8万ドル(約1270万円)超の損害賠償を求めている。法律事務所が21日、明らかにした。
今年3月8日、フロリダ州ネープルズ(Naples)在住のアレハンドロ・オテロさんの自宅に重さ700グラムの宇宙ごみが落下し、屋根を突き破った。
その後NASAは、宇宙ごみが2021年に国際宇宙ステーション(ISS)から廃棄した、古いバッテリーを積んだパレットの一部であることを認め、地球の大気圏再突入の際に燃え残った物だと説明していた。
法律事務所クランフィル・サムナー(Cranfill Sumner)は、宇宙ごみが落下した当時、自宅にはオテロさんの息子がいたとし、NASAに半年以内に対応するよう求めている。
宇宙ごみの問題は、人工衛星やロケットなどの打ち上げ量とともに増加しており、NASAの対応は、こうした問題の今後の損害賠償対応の先例となり得ると指摘している。
AFPはNASAにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
【翻訳編集】AFPBB News
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