米リチャードソンが100mでパリ切符 東京五輪は直前で出場禁止

陸上のパリ五輪米国代表選考会。女子100メートル決勝で優勝し喜ぶシャカリ・リチャードソン（2024年6月22日撮影）。(c)Patrick Smith/Getty Images/AFP

【AFP＝時事】陸上のパリ五輪米国代表選考会が22日、米オレゴン州ユージーン（Eugene）で行われ、女子100メートルではシャカリ・リチャードソン（Sha'Carri Richardson）が優勝し、代表入りを決めた。


　リチャードソンは中盤で先頭に立つと、追い風0.8メートルの中で今季世界最高となる10秒71をマーク。メリッサ・ジェファーソン（Melissa Jefferson）が10秒80で2位、トワニシャ・テリー（Twanisha Terry）が10秒89で3位に入った。


　リチャードソンは「光栄に思う。これまでの人生の一つ一つが、この瞬間のためにデザインされ、用意されたものだったように感じる」と喜び、「パリで国を代表するのが待ちきれない」とコメントした。

　2021年の東京五輪では、リチャードソンは予選会を制して本大会出場が確実になっていたが、薬物検査で大麻の陽性反応が出て1か月の出場禁止を科され、五輪出場を逃していた。パリでは米国勢として1996年アトランタ五輪のゲイル・ディバース（Gail Devers）以来となる同種目の金メダル獲得を目指す。

【翻訳編集】AFPBB News