韓国でバッテリー工場火災 死者1人、行方不明者21人

韓国・華城市で起きたバッテリー工場の火災現場（2024年6月24日撮影）。(c)YONHAP / AFP

【AFP＝時事】韓国の首都ソウル南郊の華城（Hwaseong）にあるバッテリー工場で24日、大規模な火災が発生し、1人が死亡、21人が行方不明となっている。


　出火したのは、韓国の電池メーカー大手、アリセル（Aricell）のリチウムイオンバッテリー工場。消防関係者によると、1人が死亡、もう1人が重度のやけどを負い、さらに21人の作業員が行方不明となっている。


　出火原因は不明で、消火・救助活動は継続中だが、まだ工場内部に入れない状態だという。


　聯合ニュースが伝えた画像には、工場上空に立ち昇る灰色の煙や、工場内で燃えるオレンジ色の炎が写っていた。


　韓国の尹錫悦（ユン・ソンニョル、Yoon Suk-yeol）大統領は当局に対し、「利用可能なすべての人員と装備を動員」して捜索・救助活動に当たるよう緊急指示を出した。


　同社は、電気自動車（EV）大手テスラ（Tesla）を含む世界中のEVメーカーにバッテリーを供給している。

【翻訳編集】AFPBB News