イタリア劇的同点弾でEURO16強、クロアチアは敗退濃厚

サッカー欧州選手権、グループB、クロアチア対イタリア。マッティア・ザッカーニの同点ゴールを喜ぶイタリアの選手（2024年6月24日撮影）。(c)GABRIEL BOUYS / AFP

【AFP＝時事】サッカー欧州選手権（UEFA Euro 2024）は24日、グループリーグの試合が行われ、グループBのイタリアは最終盤にマッティア・ザッカーニ（Mattia Zaccagni）が同点ゴールを奪ってクロアチアと1-1で引き分け、16強入りを決めて連覇への望みをつないだ。


　イタリアは後半アディショナルタイム8分、途中出場のザッカーニがカーブをかけたシュートを蹴り込んだ。独ライプチヒ（Leipzig）での一戦の最後の一蹴りでゴールが決まると、イタリアのサポーターは喜びを爆発させ、65歳のルチアーノ・スパレッティ（Luciano Spalletti）監督までもがピッチ脇を駆け上がった。


　勝ち点を4に伸ばしたイタリアは組2位に入り、決勝トーナメントの初戦でスイスとの対戦が決まった。

　一方でルカ・モドリッチ（Luka Modric）が再びヒーローになるかと思われたクロアチアは、敗退が濃厚となった。


　54分にモドリッチは、相手守護神ジャンルイジ・ドンナルンマ（Gianluigi Donnarumma）にPKを阻まれたものの、その1分後にアンテ・ブディミル（Ante Budimir）のシュートが防がれたこぼれ球を押し込んだ。38歳289日での得点は、2008年大会でオーストリアのイヴィツァ・ヴァスティッチ（Ivica Vastic）がマークした大会史上最年長ゴールの記録を更新した。


　しかし、この得点だけでは十分ではなかったクロアチアは勝ち点2の組3位にとどまっており、敗退の危機にさらされている。


　同組のもう1試合ではスペインがフェラン・トーレス（Ferran Torres）のゴールを守り切ってアルバニアを1-0で下し、3連勝で首位突破を決めた。アルバニアの敗退が決まった一方で、別グループのイングランド、フランス、オランダの16強入りが確定している。

【翻訳編集】AFPBB News