北朝鮮、ごみ風船新たに350個 韓国軍

韓国・仁川の水田で確認された、ごみを入れた袋をくくり付けて北朝鮮から飛ばされたとみられる風船。韓国国防省提供（2024年6月10日撮影）。(c)YONHAP / AFP

【AFP＝時事】韓国軍合同参謀本部は25日、北朝鮮が24日夕方、ごみ袋付きの風船約350個を新たに飛ばし、うち約100個が韓国北部・京畿（Gyeonggi）道と首都ソウルに落下したと発表した。こうした一連の攻撃を受け、韓国は北朝鮮に対して拡声器による宣伝活動を再開している。


　軍の分析によれば、風船に取り付けられていた袋の中身は「大半が紙くず」で、人体への有害なリスクはないという。


　韓国の尹錫悦（ユン・ソンニョル、Yoon Suk-yeol）大統領は、朝鮮戦争（Korean War）の開戦から74年となった25日の記念式典で、北朝鮮が新たにごみ風船を飛ばしたことについて「卑劣で不合理な挑発行為」だと非難した。

　先週訪朝したロシアのウラジーミル・プーチン（Vladimir Putin）大統領が北朝鮮と「包括的戦略パートナーシップ条約」を結んだことについても、「国連安全保障理事会（UN Security Council）決議に甚だしく違反している」として糾弾した。

【翻訳編集】AFPBB News