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ICC、ロシア前国防相らに逮捕状 ウクライナ電力施設攻撃で

AFPBB News / 2024年6月26日 9時23分

ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相(肩書は当時、右)とワレリー・ゲラシモフ参謀総長。国防省提供(2024年3月15日提供)。(c)AFP PHOTO / Russian Defence Ministry / Vadim Savitsky

【AFP=時事】国際刑事裁判所(ICC)は25日、ウクライナの電力インフラへの攻撃を指揮するなど戦争犯罪に関与した疑いがあるとして、ロシアのワレリー・ゲラシモフ(Valery Gerasimov)参謀総長とセルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)前国防相に逮捕状を出したと発表した。


 逮捕状は24日付。ICCは、「少なくとも2022年10月10日から2023年3月9日までに行われたウクライナの電力インフラに対するロシア軍のミサイル攻撃をめぐり、両者に責任があると信じるに足る合理的な根拠がある」としている。


 また、電力インフラは「民間施設」だが、仮に軍事標的だと認識されていたとしても、攻撃の結果もたらされた損害は「期待された軍事的利益に比して明らかに過重」だと指摘した。




 ICCは、ウクライナでの人道に対する罪に関与した疑いについても両者の責任を問うとしている。


 ショイグ氏が書記を務めるロシア安全保障会議は今回のICCの逮捕状発布を受け、「ICCの管轄権はロシアには及ばず、たわ言にすぎない」と一蹴。「わが国に対する西側のハイブリッド戦争の一環」だと反発した。


 ICCはウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に対してもすでに逮捕状を出している。

【翻訳編集】AFPBB News

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