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仏総選挙、五輪を「台無し」に パリ市長

AFPBB News / 2024年6月27日 16時2分

仏パリのエッフェル塔に掲げられた五輪シンボルのモニュメント(2024年6月19日撮影、資料写真)。(c)Stefano RELLANDINI / AFP

【AFP=時事】仏パリのアンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)市長は26日、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は国民議会(下院)の解散総選挙に踏み切ったことで、7月26日に開幕するパリ五輪というパーティーを「台無しにする」危険を冒したと批判した。


 総選挙は6月30日に第1回投票、7月7日に決選投票が行われる。世論調査では、極右の国民連合(RN)がトップ、左派連合「新人民戦線(NFP)」と続き、マクロン氏率いる中道の与党連合は大敗し、3位になると予想されている。


 左派連合の一角を成す中道左派、社会党所属のイダルゴ氏は仏紙ウエスト・フランスに対し、マクロン氏が解散総選挙に踏み切ったことについて「フランス国民に対する不当な仕打ちだ。大統領はパーティー(パリ五輪)を台無しにしている」と語った。




「(パリ五輪は)スポーツを通して人類が団結するためのものだ。なぜ誰にも相談することなく性急に踏み切った解散総選挙で、この素晴らしい時を台無しにするのか」と訴えた。


 2022年大統領選でマクロン氏と争ったイダルゴ氏は、パリ五輪が「暴力ではなく調和と祝賀の時」となるよう「手を尽くすのが私の責務だ」と述べた。


 アナリストや治安筋は、反移民を掲げるRNが勝利し、仏政界のパワーバランスが激変すれば、抗議デモや暴動が起きる恐れがあると指摘している。


 マクロン氏は、解散総選挙を「明確化」の時と呼んでいる。また、極右のRNも、極左のフランス共産党を含む左派連合も「極端」過ぎるとして、よく考えてから投票するよう呼び掛けている。

【翻訳編集】AFPBB News

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