英副首相、総選挙にロシア介入と警告
AFPBB News / 2024年7月1日 14時6分
【AFP=時事】英国のオリバー・ダウデン(Oliver Dowden)副首相は6月30日、今週投開票が行われる総選挙をめぐり、ロシアなど敵対勢力が結果に影響を与えようと介入を試みていると警告した。
7月4日投開票の総選挙では、与党・保守党が敗北し、労働党が第一党になると予想されている。
豪公共放送ABCは先に、五つのフェイスブックアカウントが親ロシア的な主張を拡散しており、一部は極右政党「リフォームUK」への支持を呼び掛けていると報じていた。
これまでの世論調査結果に基づけば、リフォームUKは今回の選挙では保守党支持層の票を奪うことで、労働党圧勝を後押しする形になるとみられている。
ダウデン氏は衛星放送スカイニューズ・テレビで「選挙には毎回脅威が付き物で、今回も選挙結果に影響を及ぼすために動いている敵対国の存在を確認している」と説明。「ロシアが良い例だ。そしてこれはロシアの典型的なやり口だ」と述べた。ただ、ロシアの介入は「おおむねいつも通りで、低いレベルのものだ」と付け加えた。
一方、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領を崇拝していることで知られ、 英国の欧州連合(EU)離脱(Brexit、ブレグジット)支持者でもあったリフォームUKの党首ナイジェル・ファラージ(Nigel Farage)氏は、ロシアがインターネット上でボット(自動プログラム)を使って英総選挙に介入するのではないかとの懸念は「ナンセンス」だと一蹴した。
【翻訳編集】AFPBB News
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