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日本人登山家が死亡 パキスタン高峰で下山中に滑落

AFPBB News / 2024年7月4日 9時8分

パキスタンのカラコルム山脈を歩くポーター(2023年7月12日撮影)。(c)Joe STENSON / AFP

【AFP=時事】パキスタン北部ギルギット・バルティスタン(Gilgit-Baltistan)州の当局者は3日、日本人登山家の大西浩(Onishi Hiroshi)さん(64)が、カラコルム(Karakoram)山脈にあるスパンティーク(Spantik)峰(7027メートル)から下山中に滑落し、死亡したと明らかにした。


 AFPの取材に応じた現地当局者によると、大西さんは「キャンプ2付近のクレバス」に落ちた。遺体は別の登山者1人とポーターらが収容し、キャンプ1へ運んだという。


 大西さんは先月10日、パキスタン人ポーターを伴って登り始めた日本人登山者の4人のうちの一人だった。


 スパンティーク峰では先月にも、日本人2人が登山中に遭難。うち1人の遺体は収容されたが、悪天候のため捜索は中止され、もう1人は行方不明のままとなっている。




 パキスタンは世界第2位の高さを誇るK2を含め、標高8000メートルを超える世界の14座のうち五つを擁している。


 政府の統計によると、昨年は8900人以上の外国人がスパンティーク峰のあるギルギット・バルティスタン州を訪れた。夏の登山シーズンは6月上旬から8月下旬までとなっている。

【翻訳編集】AFPBB News

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