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中国競泳の薬物スキャンダル、米国が世界水連トップを証人喚問へ

AFPBB News / 2024年7月6日 16時35分

カタール・ドーハで行われた第21回世界水泳選手権に臨む選手(2024年2月16日撮影、資料写真)。(c)Oli SCARFF / AFP

【AFP=時事】中国の競泳選手23人が2021年東京五輪前のドーピング検査で陽性となりながら五輪出場を認められていた問題で、ワールドアクアティクス(World Aquatics、世界水連)は5日、事務局長が証人として米国へ召喚されたことを明らかにした。


 この問題では米国が世界反ドーピング機関(WADA)に対して何らかの措置に踏み切る可能性がある中、世界水連はブレント・ノビキ(Brent Nowicki)事務局長が「証人として証言を求められているにすぎない」ことを強調しておきたいとしている。


 世界水連はAFPへの電子メールで、「ブレント・ノビキ事務局長が、米国政府から証人喚問を受けたことを認める」とした一方で、召喚状の発行元については明らかにせず、「誰が米国の捜査責任者であるのか、世界水連がさらなる詳細を提供するのは適切ではない」と記した。




 米連邦捜査局(FBI)は、この問題での役割に関するAFPの質問に対し、「これまでの慣例に従い、捜査の存在を認めることも否定することもしない」と回答した。


 中国の競泳選手23人をめぐっては今年4月、東京五輪前に実施された検査で心臓の治療薬トリメタジジン(trimetazidine)に陽性反応を示していたことが報じられ、騒動に発展した。


 WADAは捜査の最新動向に関する報道を受けて、「米司法省が現在、2021年に判明した中国競泳選手23人の陽性反応について捜査していることを知り、失望した」との声明を発表した。


 陽性反応は宿泊ホテルでの食物汚染が原因だとする中国側の説明をWADAが受け入れた結果、問題の選手たちは東京五輪への出場を許可され、うち3人が金メダルを獲得した。


 WADAは、「中国競泳選手のケースファイルを精査し、科学的および法的専門家に相談した上で、食物汚染に関して異議を唱える立場になく、上訴の理由はないとの最終的判断を下した」「この調査が根拠としている不完全で誤解を招く報道に直面している中で、われわれはこの誠実な判断を支持する」と主張した。


 今回のドーピングスキャンダルに関与したとされる中国選手のうち11人が、今月下旬に開幕するパリ五輪に出場する予定となっている。

【翻訳編集】AFPBB News

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