エベネプールが個人TT制す、ツール初の区間優勝

自転車ロードレース、ツール・ド・フランス、第7ステージの個人タイムトライアル（ニュイサンジョルジュからジュブレシャンベルタン、25.3キロメートル）。ステージ優勝を飾り、表彰式で喜ぶスダール・クイックステップのレムコ・エベネプール（2024年7月5日撮影）。(c)Marco BERTORELLO / AFP

【AFP＝時事】自転車ロードレース、ツール・ド・フランス（2024 Tour de France）は5日、第7ステージの個人タイムトライアル（ニュイサンジョルジュからジュブレシャンベルタン、25.3キロメートル）が行われ、スダール・クイックステップ（Soudal Quick－Step）のレムコ・エベネプール（Remco Evenepoel、ベルギー）がステージ優勝を飾った。


　タイムトライアルの世界選手権（2023 UCI Cycling World Championships）王者のエベネプールは、総合首位に立つUTE（UAE TEAM EMIRATES）のタデイ・ポガチャル（Tadej Pogacar、スロベニア）を12秒差の2位に抑え、自身初のツール区間制覇を遂げた。

　エベネプールはさらに大きな差で勝利を飾るかに思われたが、残り3キロ地点で聞こえたノイズで数秒を失った。当初エベネプールはメカトラブルかと思いバイクを調べるために跳ねさせたが、レース後には「トラブルと思ったら観客の出した雑音だった。何ともなかったが4、5秒は失った」と振り返った。


　34秒差の3位にはレッドブル・ボーラ・ハンスグローエ（Redbull Bora Hansgrohe）のプリモシュ・ログリッチ（Primoz Roglic、スロベニア）、さらに3秒差の4位にはチーム・ビスマ・リースアバイク（Team Visma | Lease a Bike）の昨年大会王者ヨナス・ヴィンゲゴー（Jonas Vingegaard、デンマーク）が続いた。


　総合争いではポガチャルが総合2位のエベネプールに33秒差をつけて首位を守り、1分15秒差の同3位にはヴィンゲゴーが続いている。

【翻訳編集】AFPBB News