1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

バルセロナ住民、オーバーツーリズムに抗議 スペイン

AFPBB News / 2024年7月7日 14時41分

スペイン・バルセロナで、オーバーツーリズムに抗議するデモ行進の参加者(2024年7月6日撮影)。(c)Josep LAGO / AFP

【AFP=時事】スペインで最も多くの観光客が訪れるバルセロナ(Barcelona)で6日、オーバーツーリズムへの抗議デモが行われた。同国では他の観光地にも同様のデモが広がっている。


 警察によると、バルセロナでは約2800人が参加。「もう十分! 観光に歯止めを」とのスローガンの下、臨海地区を行進し、観光客を抑制する新たな経済モデルを要求した。


「今すぐ観光を減らせ!」と書かれた横断幕を掲げた参加者らは、次々にホテルに立ち寄り、「観光客は出て行け」などと唱え、観光客を驚かせた。


 地元当局によると、人口160万人のバルセロナの住居費は過去10年間で68%上昇している。この住宅費高騰問題が、反オーバーツーリズム運動の原動力の一つとなっている。観光が地元の商業や労働条件に及ぼす影響も課題となっている。




 バルセロネータ(Barceloneta)地区のある住人(35)は、「地元の商店は閉店し、地域住民のニーズに応えない店に場所を譲っている」と語った。


 地元当局によると、サグラダ・ファミリア(Sagrada Familia)などの国際的な観光名所を擁するバルセロナは昨年、1200万人を上回る観光客を受け入れた。


 市当局は10日前、「オーバーツーリズムの悪影響」に対処するため、観光客向けのアパート貸しを禁止すると発表した。観光客向けのアパートは現在1万軒以上あるが、2028年までに地元の住宅市場に戻されることになる。


 観光アパートの組合は、こうした措置は闇市場を助長するだけだと反対しており、法廷闘争に発展する可能性もある。

【翻訳編集】AFPBB News

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください