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フリッツがウィンブルドン8強 手負いのズベレフに大逆転勝利

AFPBB News / 2024年7月9日 10時17分

テニス、ウィンブルドン選手権、男子シングルス4回戦。勝利を喜ぶテイラー・フリッツ(2024年7月8日撮影)。(c)Ben Stansall / AFP

【AFP=時事】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)は8日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第13シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)が、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)を2セットダウンから4-6、6-7 (4-7)、6-4、7-6(7-3)、6-3で破り、ベスト8入りを果たした。


 試合はズベレフが快勝で初のウィンブルドン8強入りを果たすかに思われたが、フリッツはズベレフから今大会初のブレークを奪って第3セットを取ると、第4セットはタイブレークの末に制し、迎えた最終セットでも序盤にブレークに成功して逆転勝ちを飾った。試合後のインタビューでは、「センターコートのこの観客の前で、2セットダウンから勝てたなんて信じられない。夢のようだ」と喜んだ。




 一方のズベレフは、キャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)との3回戦で痛めた左膝の影響で体が思うように動かなかったと明かし、「きょうは片脚も同然だった」と振り返った。


 サポーターを巻いていた膝の状態については、「手術が必要とかではない」と説明し、「今回のウィンブルドンでは、大きなチャンスがあると分かっていたから、棄権はしたくなかった。きのうは全く練習できなかったし、歩行すら無理だった」「きょうはかなり改善したと感じたので、試合に臨んだ」と明かした。


 フリッツは次戦、第25シードのロレンツォ・ムゼッティ(Lorenzo Musetti、イタリア)と対戦する。ムゼッティは、ジョバンニ・エンペチ・ペリカール(Giovanni Mpetshi Perricard、フランス)を4-6、6-3、6-3、6-2で退け、勝ち上がりを決めた。

【翻訳編集】AFPBB News

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