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中国競泳の薬物問題、WADA対応に問題なし 調査結果

AFPBB News / 2024年7月10日 11時10分

世界反ドーピング機関のウィトルド・バンカ会長(2024年3月12日撮影)。(c)Fabrice COFFRINI/ AFP

【AFP=時事】中国の競泳選手23人が2021年東京五輪前のドーピング検査で陽性となりながら五輪出場を認められていた問題で、世界反ドーピング機関(WADA)から中国への「ひいき」はなかったとする調査報告書が9日に出された。


 この問題では4月、東京五輪前の国内大会中の検査で、中国の競泳選手23人がトリメタジジン(TMZ)に陽性反応を示していたことが報道で発覚。WADAは汚染された食べ物を意図せず摂取したとする中国側の調査結果を受け入れ、処分は下さなかったが、この対応が世界中で怒りの声を呼び、米国反ドーピング機関(USADA)はWADAによる隠ぺいだと非難していた。


 その中でWADAは元スイス検察のエリック・コティエ(Eric Cottier)氏に調査を依頼し、その中間結果がこの日発表された。報告書では、「WADAによるひいきや服従、あるいはTMZで陽性となった23選手へのいかなる形の便宜を示唆する要素は何もない」とされた。




 WADAのウィトルド・バンカ(Witold Banka)会長は調査結果を歓迎し、WADAの対応への批判は「地政学的」な緊張によるものだという主張を繰り返した。


 一方で批判の急先鋒であるUSADAのトラビス・タイガート(Travis Tygart)最高経営責任者(CEO)は、「驚きはない。WADA自身が調査担当者を選び、調査の規模を極限まで限定して、意義ある見直しができないようにしたのだから」と述べ、禁止物質が食べ物に混入した経緯や、WADAが問題なしとの結論に用いた科学的な根拠やデータなど、「重要な疑問の大半」がまだ明らかになっていないと話している。

【翻訳編集】AFPBB News

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