ジェダイの教え守りライトセーバーでフェンシング メキシコ

メキシコの首都メキシコ市の公園で、ライトセーバー・フェンシングを練習する「ジェダイ・ナイト・アカデミー」のメンバー（2024年7月6日撮影）。(c)CARL DE SOUZA / AFP

【AFP＝時事】「はるかかなたの銀河系で…」とまではいかないが、メキシコ南部の公園では夕暮れ時になると20人ほどが集まり、映画「スター・ウォーズ（Star Wars）」シリーズに登場する光り輝くライトセーバーを使用したフェンシングの練習に励んでいる。


　ジョージ・ルーカス（George Lucas）監督が生み出した「スター・ウォーズ」にヒントを得てライトセーバーを使用する試合は近年人気が高まっており、フランスのフェンシング連盟は正式競技として認定し、全国大会を開催している。


　メキシコでは、ジェダイ・ナイト・アカデミー（Jedi Knight Academy）が主導。平和と正義の守護者「ジェダイ」の教えに基づき、ライトセーバーを使用したフェンシングを教えている。

　男女を問わず、SF好きには、ちょっとした運動にもなることが魅力のようだ。公園で練習していた参加者の中には、仮面と長いマントを身に着けている人もいた。


　入門後は初心者の「パダワン」から始まり、「ナイト」、「グランド・ナイト」、「ジェダイ・マスター」と昇級していくシステムとなっている。


　ジェダイ・ナイト・アカデミーの活動は複数の州に広がっている。今月21日に開催する「ライトセーバー・デュエル全国大会」には、パダワンからジェダイ・マスターまで誰でも参加できるという。


　同アカデミーの創設者の一人、ウリセス・バスケス（Ulises Vazquez）氏は現地メディアに対し、スポーツ庁（CONADE）の承認を得て、正式競技にしたいと意気込みを語っている。

【翻訳編集】AFPBB News