米ミサイル配備なら欧州が標的に ロシアが警告
AFPBB News / 2024年7月14日 13時17分
紅海上で米軍のミサイル巡洋艦モンテレーから発射された巡航ミサイル「トマホーク」。米国防総省公開(2018年4月14日撮影・公開)。(c)AFP PHOTO / US Navy / Mass Communication Specialist 3rd Class Kallysta Castillo
【AFP=時事】クレムリン(Kremlin、ロシア大統領府)は13日、米国のミサイルがドイツに配備されれば冷戦(Cold War)時代の対立が繰り返され、欧州諸国の首都がロシアのミサイル攻撃の標的になる可能性があると警告した。
クレムリンのドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は国営テレビに対し、ロシアには米国のミサイルを阻止する能力が十分にあるとする一方で、潜在的に被害が及ぶのは欧州の首都だと述べた。
ペスコフ氏はまた、冷戦がソ連の崩壊で終わったのと同じように、現在のような対立は欧州全体の弱体化につながる可能性があると指摘。「欧州は分裂しつつある。欧州は今、最良の時ではない。状況次第では歴史が繰り返されるのは不可避だ」と語った。
米国は北大西洋条約機構(NATO)首脳会議中の10日、巡航ミサイル「トマホーク(Tomahawk)」などの長距離兵器を抑止力として2026年からドイツに順次配備すると発表した。実現すれば、米国の巡航ミサイルが20年ぶりにドイツに配備されることになる。
【翻訳編集】AFPBB News
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