バイデン氏撤退でもトランプ陣営に変化なし 上級顧問

米国のドナルド・トランプ前大統領。ウィスコンシン州ミルウォーキーでの共和党大会で（2024年7月18日撮影）。(c)Brendan SMIALOWSKI / AFP

【AFP＝時事】米共和党の大統領候補指名を正式受諾したドナルド・トランプ（Donald Trump）前大統領の最側近で、上級顧問を長く務めるジェイソン・ミラー（Jason Miller）氏は18日、ジョー・バイデン（Joe Biden）大統領が選挙戦から撤退したとしても、トランプ陣営の選挙戦略が根本的に変わることはないと語った。


　バイデン氏をめぐっては、トランプ氏との候補者討論会での失態を受け、民主党内から撤退を求める声が上がっている。


　一方、トランプ氏受諾演説は、13日にペンシルベニア州での集会中に起きた暗殺未遂維事件以降、初めての演説として注目が集まった。


　AFPはウィスコンシン州ミルウォーキー（Milwaukee）で開催中の共和党全国大会で、トランプ氏の演説の前にミラー氏に取材した。同氏は2016年から大統領選運動に深く関わってきた。

AFP：大統領選からバイデン氏が撤退した場合、トランプ陣営の選挙戦略にはどのような影響が出るだろうか？


ミラー氏：根本的には何も変わらない。ジョー・バイデンであれ、（副大統領の）カマラ・ハリス（Kamala Harris）であれ、他の急進派リベラルの民主党員であれ、問題は彼ら全員が、わが国の経済と国境を破綻させた責任を共有しているという点だ。


AFP：バイデン氏の危機的な状況によって、トランプ氏の演説が書き換えられることはあったか？


ミラー氏：（受諾演説は）ジョー・バイデンに関するものではない。トランプ大統領と、彼がこの国のために描いているビジョンに関するものだ。


AFP：どのような演説になる？


ミラー氏：とにかくエキサイティングなものになる。トランプ大統領は、米国をどのように癒やし、国民にとっていかにより安全で暮らしやすい国にしていくかというビジョンを提示する。また土曜日の出来事（暗殺未遂）に関する極めて個人的な感想を述べるだろう。




【翻訳編集】AFPBB News