世界規模でシステム障害発生 航空や放送などに影響

パソコンに表示されたエラーを伝える画面。オーストラリア・シドニーのスーパーマーケットのセルフレジ（2024年7月19日撮影）。(c)Saeed KHAN / AFP

【AFP＝時事】大規模なコンピューターシステム障害が19日、世界各地で報告されている。航空や放送、銀行など多岐にわたる業種に影響を及ぼし、大きな混乱が続いている。


　米連邦航空局（FAA）よると、デルタ航空（Delta Air Lines）、ユナイテッド航空（United Airlines）、アメリカン航空（American Airlines）が、通信に問題が発生したとして全便の運行を停止した。ドイツ、スペイン、香港、オーストラリアの空港でも遅延や運航停止などが報告されている。


　英衛星放送スカイニューズ（Sky News）は朝の番組を放送できない状況に陥った。豪公共放送ABCも障害を報告している。


　ニュージーランドでは、銀行や政府のコンピューターシステムに不具合が出ていると同国メディアが伝えた。

　豪通信テルストラ（Telstra）は、IT大手マイクロソフト（Microsoft）とサイバーセキュリティー企業クラウドストライク（CrowdStrike）が提供するソフトウエアとシステム障害との関連性を示唆している。


　マイクロソフトは、サービスの問題に対応するための措置を講じているとの声明を出したが、システム障害に関するものなのかは不明。


　現時点でクラウドストライクからのコメントは得られていない。

【翻訳編集】AFPBB News