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ヘレニウス、薬物違反で2年間の出場停止処分 ボクシング

AFPBB News / 2024年7月20日 13時52分

ボクシング、ヘビー級のロバート・ヘレニウス(2022年10月14日撮影)。(c)TIMOTHY A. CLARY / AFP

【AFP=時事】ボクシング、ヘビー級のロバート・ヘレニウス(Robert Helenius、フィンランド)が19日、昨年行われたアンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua、英国)戦後の薬物検査で失格となっていた問題で、英国反ドーピング機関(UKAD)から2年間の出場停止処分を科された。


「北欧の悪夢」の異名を持つ40歳のヘレニウスは、昨年8月にジョシュアに7回KO負けを喫した後の検査で、禁止薬物のクロミフェン(clomifene)に陽性反応を示した。


 UKADによれば、ヘレニウスは薬物の使用を否定し、尿サンプルからクロミフェンが検出されたのは、汚染された卵や鶏肉を食べたためだと主張していた。だが、UKADはヘレニウスが主張を裏付ける証拠を提供することができず、クロミフェンの出どころを特定できなかったとして、処分を短縮するのは不可能だと判断した。




 女性の不妊治療薬であるクロミフェンは、男性のテストステロン値を高めるために使用されることがあり、世界反ドーピング機関(WADA)によって禁止薬物に指定されている。


 ヘレニウスは昨年9月から暫定的に資格停止処分に服しているため、2025年9月27日に処分が解除される見通しとなっている。


 ヘレニウスは、ジョシュアがもともと対戦するはずだったディリアン・ホワイト(Dillian Whyte、英国)が禁止薬物に陽性反応を示したため、急きょ代役としてリングに上がっていた。

【翻訳編集】AFPBB News

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