イエメンのフーシ派、イスラエルによる港空爆に大規模報復を警告
AFPBB News / 2024年7月22日 17時23分
【AFP=時事】イエメンの親イラン武装組織フーシ派(Huthis)は21日、支配地域にある同国ホデイダ(Hodeida)港へのイスラエルの攻撃に対し「大規模な」報復を警告した。この攻撃では複数の死者が出ている。
パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)とイスラエルによる紛争が9か月に及ぶ中、周辺地域一帯にもその影響が広がっている。
フーシ派は19日朝、イスラエル中部テルアビブに無人機攻撃を実施。イスラエル軍はこれに対し20日、ホデイダを空爆した。ガザ紛争開始以降、イスラエルがイエメン領内への空爆を認めたのは今回が初めて。
21日には、イエメンから発射されたミサイルを迎撃し、レバノン南部の標的に攻撃を加えたとイスラエルが発表。ガザ地区南部ラファ(Rafah)からも戦闘が起きているとの情報も寄せられた。
フーシ派指導者のアブドル・マリク・フーシ(Abdul Malik al-Huthi)氏は、ホデイダ攻撃は「さらなる激化と、イスラエルを標的とするさらなる攻撃を招くだろう」と警告した。
またフーシ派のヤヒヤ・サリー(Yahya Saree)報道官も「わが国に対するイスラエルの侵略には必然的に報復するし、それは大規模なものになるだろう」と述べた。
国連(UN)によると人口の半数以上が人道支援を必要としているイエメンにおいて、ホデイダはフーシ派支配地域に燃料や国際援助を届ける重要な玄関港となっている。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は今週訪米し、ガザ紛争の停戦合意へ向けて米政府関係者と協議する予定となっている。だが、サウジアラビア外務省は、イスラエルによるホデイダ攻撃が「現在の地域的緊張を悪化させ、ガザ紛争終結へ向けて進行中の努力を停止させる」可能性を警告した。
【翻訳編集】AFPBB News
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