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安楽死カプセル、年内にも初の実用へ スイス

AFPBB News / 2024年8月23日 15時50分


 また、利用可能年齢は50歳以上とされているが、18歳以上で重病を患っている場合、「年齢による線引きで苦しんでいる人を拒みたくない」とも話した。


 カプセルは再利用可能で、現行版の身長制限は1.73メートル。サルコを所有するエグジット・インターナショナルは寄付金で運営されており、スチュワート氏によれば、利用料は、窒素代の18スイス・フラン(約3100円)のみになる見通しだという。


■2人用も開発中


 サルコが使用される可能性をめぐり、スイスでは法的・倫理的にさまざまな問題が提起され、自殺ほう助に関する論争が再燃した。


「私たちは、自殺ほう助を医療の対象から切り離すことを目指している。サルコを使用すれば、医師が立ち会う必要はない」とスチュワート氏は主張した。




 3Dプリンターで製作されたカプセルはオランダで研究開発された。開発期間は12年間で、65万ユーロ(約1億500万円)以上の費用が投じられた。


 スチュワート氏によれば、この1年間、ロッテルダム(Rotterdam)のワークショップで機器を使って試験運用が行われてきたが、人間や動物には使われていない。


 開発チームは現在、カップルで一緒に命を終えられるよう2人用のサルコの製作を目指している。


 ザ・ラスト・リゾートによれば、死刑での利用を認める考えはないという。

【翻訳編集】AFPBB News

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