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英王室、温暖化対策の模範目指す 最新版計画発表

AFPBB News / 2024年7月24日 18時17分

英ロンドンのバッキンガム宮殿(2024年7月17日撮影)。(c)BENJAMIN CREMEL / AFP

【AFP=時事】英王室は24日、地球温暖化ガス排出削減計画の最新版を発表した。


 英王室の昨年度の年次報告書および会計報告書と共に発表された。このネットゼロ計画に基づき、ヘリコプターやチャーター機使用の際の持続可能な航空燃料(SAF)への置き換えが行われる他、バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)など王室所有物件の熱供給ネットワークへの接続、リムジンを含む王室車両の電動化等も盛り込まれている。


 報告書によると、900年の歴史を持つロンドン西郊のウィンザー城(Windsor Castle)には、初めて太陽光パネルが設置された。


 チャールズ国王(King Charles III)は、環境保護活動をライフワークとしてきたことで知られている。故エリザベス女王(Queen Elizabeth II)から21歳の誕生日に贈られた1970年製のスポーツカー、アストンマーティン(Aston Martin)DB6は、英国製白ワインの余剰分とチーズ製造の際に生成されるホエー(乳清)を原料につくられるバイオ燃料で走行するように改造されている。




 さらに報告書によると、英王室の土地・不動産の所有権を管理する独立法人「クラウン・エステート(Crown Estate)」の利益は昨年、洋上風力発電所からの短期収入により、前年度比2倍の11億ポンド(約2200億円)と過去最高を記録した。


 クラウン・エステートは英国本土から12カイリ(約22キロ)までの広大な海底の大部分を所有しており、その一部を風力発電所事業者にリースしている。

【翻訳編集】AFPBB News

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