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IOC、34年冬季五輪にソルトレーク選出もけん制 米は「脅迫」と反発

AFPBB News / 2024年7月25日 13時41分

米国反ドーピング機関のトラビス・タイガートCEO(2024年6月25日撮影)。(c)Jim WATSON / AFP

【AFP=時事】国際オリンピック委員会(IOC)は24日、仏パリで総会を開き、2034年冬季五輪の開催地を米ソルトレークシティー(Salt Lake City)に決定したと発表した。


 34年大会については02年大会も開催したソルトレークシティーが唯一の候補として内定していたが、IOCの法務委員長を務めるジョン・コーツ(John Coates)氏は賛成83、反対6で承認された投票の直前、米国側が世界反ドーピング機関(WADA)の権威を尊重しない場合、IOCが開催契約を解除できるようにしたと述べた。


 この発言は、21年東京五輪の前に中国の競泳選手23人が薬物検査で禁止物質に陽性反応を示しながら五輪出場を認められた問題をめぐり、米国反ドーピング機関(USADA)がWADAを批判したことが背景にある。




 この問題でWADAの隠蔽(いんぺい)を指摘してきたUSADAのトラビス・タイガート(Travis Tygart)最高経営責任者(CEO)は、今回のコーツ氏の発言を受けて声明を発表。IOC側の姿勢は「脅迫」だと主張し、「(中国競泳選手の対応をめぐり)WADAが規則に違反していることが今まで以上に明白になった」「きょうの出来事は、現状WADAは単なるスポーツのお飾りであり、クリーンな選手にほどんどチャンスがないことを示している」と述べた。


 中国競泳選手の件で、中国側は食物汚染が陽性反応の原因だとして意図的な違反を否定し、当該の23選手のうち11人がパリ五輪にも出場することになっている。

【翻訳編集】AFPBB News

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