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パレスチナ人被収容者を虐待か、兵士9人拘束 イスラエル軍

AFPBB News / 2024年7月30日 14時9分

イスラエル南部ベエルシェバ近郊のスデ・テイマン基地前で、被収容者を虐待した疑いで兵士が拘束されたことに抗議するイスラエル人(2024年7月29日撮影)。(c)Menahem Kahana / AFP

【AFP=時事】イスラエル軍は29日、同国南部のスデ・テイマン(Sde Teiman)基地に収容されているパレスチナ人1人を「虐待した疑い」で、取り調べのため兵士9人を拘束したと発表した。


 同基地は南部ベエルシェバ近郊にあり、昨年10月7日の紛争勃発(ぼっぱつ)以降、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で拘束されたパレスチナ人を収容するために利用されている。


 同基地には、兵士が拘束されたのを聞きつけた極右の民間人が押し寄せ、兵士への支持を表明。一部は侵入を試みた。


 兵士が収容された北部クファルヨナのベイト・リド基地にも民間人が集まり、拘束に対する抗議デモを行った。


 ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は首相府を通じ、「軍基地への侵入を強く非難する」と述べ、平静を呼び掛けた。




 紛争が始まって以来、国連(UN)機関や人権団体、ガザ当局者、AFPが取材した解放された被収容者らは、イスラエルの収容施設で虐待が行われていると指摘している。


 これに対しイスラエル軍は、収容施設の環境は国際法に準拠していると主張している。


 イスラエルメディアは、スデ・テイマン基地で兵士に虐待されたのはパレスチナ人1人だと報じている。


 パレスチナの刑務所監視団体はAFPに、看守係の兵士が被収容者をレイプしたと主張した。

【翻訳編集】AFPBB News

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