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コメの在庫が過去最少 背景に外国人観光客需要や猛暑

AFPBB News / 2024年7月31日 19時4分

東京・築地を訪れる観光客(2024年4月30日撮影)。(c)Richard A. Brooks / AFP

【AFP=時事】農林水産省は30日、2024年6月末時点のコメの民間在庫量(速報値)が前年比20.8%減の156万トンで、統計を取り始めた1999年以降で最少になったと公表した。


 同省の職員が31日にAFPに語ったところによると、主な要因は、猛暑と水不足による不作や、小麦などと比べて値上がりが緩やかだったことだ。日本では昨年、統計を取り始めてからの125年間で最も暑い9月となった。


 在庫量は減っているが「コメ不足」に直面するような状況にはないという。


 観光業が好調で外国人観光客のコメ需要が増えたことも影響した。今月公表された統計によると、2024年上半期の訪日外国人の数は約1778万人で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)前の水準よりも100万人多い。




 国内のコメ需要は、人口減少や日本人の食習慣の変化により減少を続けていた。だが、円安による訪日外国人客の増加と旅行消費額の増加なども影響し、2023年7月1日から2024年6月30日までのコメの需要量は702万トンと、10年ぶりに増加に転じた。


 農水省によると、外国人観光客のコメ需要は同時期、3万1000トンから5万1000トンに急増した。

【翻訳編集】AFPBB News

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