ウクライナにF16戦闘機到着 ゼレンスキー大統領が公開

ウクライナに到着したF16戦闘機の前で会見を行うウォロディミル・ゼレンスキー大統領（右）。場所は非公表（2024年8月4日撮影）。(c)Sergei SUPINSKY / AFP

【AFP＝時事】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー（Volodymyr Zelensky）大統領は4日、米国製のF16戦闘機の第1陣が到着したと発表した。


　ゼレンスキー氏は、安全保障上の理由からメディアに非公表を求めた場所でF16を披露。ウクライナの国章が描かれ、機体の一部にカバーが掛けられたF16の前に立ち、「（F16の配備は）『不可能だ』とたびたび言われてきたが、今現実のものとなった」と述べた。発表の最中、上空では数機によるデモ飛行も行われた。


　ゼレンスキー氏は、今回受け取ったF16の機数や具体的な任務については明らかにしなかったが、AFP記者は現場で少なくとも2機のF16を確認した。


　一方でゼレンスキー氏は、F16の追加供与が必要だと訴え、「うれしいことに、今後もさらにわが国への移送が予定されている」と語った。

　北大西洋条約機構（NATO）加盟国の一部は、ウクライナにF16の供与を約束しており、数か月にわたって同国のパイロットらへの訓練を行っている。


　こうした支援についてゼレンスキー氏は、デンマーク、オランダ、米国といった支援国に謝意を表した。

【翻訳編集】AFPBB News