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ウクライナで略奪、チェコ人義勇兵に禁錮7年

AFPBB News / 2024年8月7日 11時30分

ロシア軍による攻撃で破壊されたウクライナ・イルピンの住宅街(2022年4月24日撮影)。(c)Genya SAVILOV / AFP

【AFP=時事】チェコの首都プラハの裁判所は6日、ウクライナ側に立ってロシアと戦ったチェコ人義勇兵フィリップ・シマン(Filip Siman)被告(27)に対し、略奪の罪で禁錮7年を言い渡したと明らかにした。


 チェコメディアによると、シマン被告は2022年3月にウクライナに渡り、訓練を受けた後にウクライナ軍に加わった。ブチャ(Bucha)やイルピン(Irpin)などの荒廃した都市で、兵士の遺体や民間人から物を盗んだ。


 裁判所の広報はAFPに対し、「被告は軍事作戦が行われていた領域で略奪を行った罪で有罪判決を受け、禁錮7年を言い渡された」と説明した。


 チェコのラジオ局によると、シマン被告は自身が貴重品や現金、電子機器、武器を盗む様子を撮影。この動画が有罪の決め手となった。




 シマン被告は動画をSNSに投稿した後、2022年4月にウクライナ軍に拘束され、チェコに引き渡された。


 シマン被告は、本来必要なチェコ大統領の許可を得ることなくウクライナ軍に加わった。このため無許可で外国軍に入隊した罪にも問われていたが、こちらについては無罪となった。

【翻訳編集】AFPBB News

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