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「政府に絶望」 環境団体、オーストリアでの抗議活動終了

AFPBB News / 2024年8月7日 13時24分

オーストリア・ウィーンのレオポルド美術館に展示されているグスタフ・クリムトの名画「死と生」に黒い液体をかけ、拘束される環境保護団体「ラスト・ジェネレーション」のメンバー。同団体提供(2022年11月15日公開)。(c)AFP PHOTO / Last Generation Austria

【AFP=時事】環境保護団体「ラスト・ジェネレーション(Last Generation)」オーストリア支部が6日、抗議活動を終了すると発表した。


 ラスト・ジェネレーション・オーストリア(Last Generation Austria)は声明で、「無知や殺害予告、数万ユーロ(数百万円)の罰金」と闘いながら主張を通そうとしてきたが、オーストリア政府が気候変動対策を講じないことに絶望したとして、「もはや成功する見込みはない」と述べた。


 同支部は過去2年間、道路を封鎖したり、ウィーンのレオポルド美術館(Leopold Museum)で同国の画家グスタフ・クリムト(Gustav Klimt)の名画「死と生(Death And Life)」に黒い液体をかけたりして、たびたびニュースの見出しを飾ってきた。




 先月には、世界の平均気温が観測史上最高の17.15度を記録した数日後、欧州の複数の空港で離着陸を妨害する抗議活動に加わっていた。


 与党・国民党(OeVP)は「過激派団体」と呼ぶ同支部の「解散」を歓迎。同支部の構成員は約280人だという。


 同支部はドイツで気候変動の啓発活動を続けるという。

【翻訳編集】AFPBB News

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