ノルウェー皇太子妃の連れ子、女性への暴行容疑で逮捕

ノルウェーのメッテ・マリット皇太子妃の前パートナーとの息子、マリウス・ボルグ・ホイビー氏（2022年7月16日撮影）。(c)Håkon Mosvold Larsen / NTB / AFP

【AFP＝時事】ノルウェーのメッテ・マリット皇太子妃（Crown Princess Mette-Marit）がホーコン皇太子（Crown Prince Haakon）と結婚する前にもうけた息子が先週末、女性を暴行した容疑で逮捕された。警察が7日、発表した。


　逮捕されたマリウス・ボルグ・ホイビー（Marius Borg Hoiby）容疑者（27）は、皇太子妃が2001年に皇太子と結婚する前の1997年、当時のパートナーとの間に生まれた。


　警察によると、4日早朝、首都オスロのアパートで夜間に激しい口論があったとする通報があり、警官が出動。20代男性が逮捕され、翌日釈放された。


さらに「一部のメディアがこの人物はマリウス・ボルグ・ホイビーだと報じているが、警察はホイビーが本件の容疑者であることを認める」と発表した。

「傷害と器物損壊」の容疑が掛けられているが、「被害者が重傷を負ったという情報はない」としている。女性の身元は明らかにされず、「容疑者との間に関係があった」とだけ言及された。


　五輪のため仏パリに滞在しているホーコン皇太子は7日、ノルウェーメディアに対し「深刻な」問題だと述べた。


　テレビ局TV2のウェブサイトによると、皇太子は「警察がこのように関与するということは、深刻な問題だ」「同時に、現時点で私がコメントするのは適切ではないだろう」と述べた。


　ホイビー容疑者は皇太子夫妻の下で、イングリッド・アレクサンドラ王女（Princess Ingrid Alexandra、20）、スベレ・マグヌス王子（Prince Sverre Magnus、18）と共に育てられたが、2人と異なり公的な役割はない。

【翻訳編集】AFPBB News