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あわや「世紀の強盗劇」 の再現、突き出た金属棒で発覚 アルゼンチン

AFPBB News / 2024年8月9日 12時56分

アルゼンチンの首都ブエノスアイレス郊外のサンイシドロで発見された、マクロ銀行支店(右側)前の道路の穴(2024年8月8日撮影)。(c)FRANCO FAFASULI / AFP

【AFP=時事】アルゼンチンの警察は8日、道路の真ん中に突き出た1本の金属棒のおかげで、2006年に起きた「世紀の強盗劇」の再現を未然に防いだと発表した。


 現場は2006年の事件と同じ、首都ブエノスアイレス郊外の高級住宅地サンイシドロ(San Isidro)。7日、石畳の道路に駐車していた運転手が、車体下部から音がするのに気づいた。原因は、路面から突き出た棒だった。


 現場に到着した警察が道路を掘った結果、トンネル、掘削機械、大量の建設発生土が見つかった。トンネルはマクロ銀行(Macro Bank)の支店から約220メートル離れた倉庫から始まっていた。


 警察によると、トンネルは木材で補強され、換気設備と照明が備わっており、銀行のドアのすぐ手前で終わっていた。




 金庫破りのためのトンネルだったとみられるが、現時点では容疑者は見つかっていない。


 捜査官はこのトンネルの掘削には6~9か月はかかったとの見方を示し、2015年にメキシコの麻薬王「エル・チャポ(El Chapo)」ことホアキン・グスマン(Joaquin Guzman)受刑者が脱獄した際に使用したトンネルよりも優れていると語った。


 2006年にも同じサンイシドロで、綿密な計画の下、銀行から約1900万ドル(約28億円)を盗んだ犯行グループがトンネルを使って逃走した事件が発生。「世紀の強盗劇」と呼ばれ、書籍やテレビドラマ、映画の題材となった。


 この時の犯行グループはおもちゃの武器を使用し、「暴力も憎しみもない金持ちの街、ただ金があればいい」というメモを金庫に残していた。

【翻訳編集】AFPBB News

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