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ウクライナ越境攻撃で7万6000人が避難 ロシア

AFPBB News / 2024年8月11日 12時34分

ロシア・クルスク州リリスクで、避難する住民。クルスク州政府提供(2024年8月9日撮影・提供)。(c)AFP PHOTO / GOVERNMENT OF KURSK REGION

【AFP=時事】ウクライナ軍による大規模な越境攻撃が続く中、ロシアは10日、国境地域から住民7万6000人以上を避難させ、「対テロ作戦」を開始したと発表した。


 ウクライナ軍部隊は6日朝、ロシア西部クルスク(Kursk)州へ侵入し、ロシアによる侵攻開始以来、最大かつ最も成功した越境攻撃を仕掛けた。


 ウクライナ側は数キロ進軍し、対するロシア軍は予備兵力と追加装備を急きょ投入した。双方とも兵力の詳細は明らかにしていない。


 ロシア国営タス通信(TASS)は、戦闘地域に近い自治体の関係者による10日の記者会見での発言を引用し、「7万6000人以上が一時的に安全な場所に避難した」と報じた。


 国境地域には緊急援助が搬入され、避難者のために首都モスクワ行きの列車が追加で運行されている。




 一方、ウクライナの首都キーウでは10日夜、空襲警報が鳴った。AFPの記者は閃光(せんこう)を少なくとも2度確認し、ウクライナ空軍はキーウ以外の五つの地域で無人機攻撃があったと発表した。


 ウクライナ政府はこれまで越境攻撃について沈黙を続けてきたが、ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は10日夜の演説で、オレクサンドル・シルスキー(Oleksandr Syrsky)総司令官から「戦線を侵略者の領土に押し戻している」との報告を受けたと明らかにした。


 そうした中、ロシア国営原子力大手ロスアトム(Rosatom)は10日、戦闘地域から50キロ未満の距離にあるクルスク原子力発電所への「直接的な脅威」について警告を発した。


 ロシアの同盟国であるベラルーシの国防省は同日、ウクライナの侵攻に対応するため、同国との国境近くで地上部隊、航空部隊、防空システム、ロケットシステムなどを増強するよう命じたと発表した。

【翻訳編集】AFPBB News

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