トランプ陣営にハッキング 内部文書流出

米モンタナ州ボーズマンで開かれた選挙集会で演説するドナルド・トランプ前大統領（2024年8月9日撮影）。(c)Natalie BEHRING / AFP

【AFP＝時事】米大統領選の共和党候補、ドナルド・トランプ（Donald Trump）前大統領の陣営は10日、ハッキングを受け、内部文書と副大統領候補のJ・D・バンス（JD Vance）上院議員に関する書類が流出したと発表した。陣営はイランの関与を示唆している。


　ニュースサイト「ポリティコ（Politico）」は、流出した内部文書を匿名の情報筋からメールで入手したと報じていた。


　トランプ陣営の広報担当、スティーブン・チャン（Steven Cheung）氏は声明で、「これらの文書は米国に敵対的な外国の情報筋から違法に入手されたもので、2024年の選挙に介入し、われわれの民主的プロセス全体に混乱をもたらすことを企図している」と述べた。

　チャン氏はマイクロソフト（Microsoft）が今週公開した報告書を引用し、イランのハッカーが「6月に、大統領選挙戦の陣営幹部にスピアフィッシングメール（特定の標的をだまそうとするサイバー攻撃）を送った」と述べた。


　ポリティコが入手した資料には、バンス氏の審査に関する内容が含まれていた。

【翻訳編集】AFPBB News