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ロシア西部州でさらに進撃、計74集落制圧 ウクライナ軍

AFPBB News / 2024年8月14日 9時27分

ロシアの軍服を着て目隠しをされた男性らを乗せて、ロシア国境方面から走ってきたウクライナ軍の車両。同国スムイ州で(2024年8月13日撮影)。(c)Roman PILIPEY / AFP

【AFP=時事】ウクライナ軍は13日、越境攻撃を続けるロシア西部クルスク(Kursk)州でさらに進撃し、これまでに計74集落を制圧したと明らかにした。


 ウクライナは今月6日、クルスク州に奇襲攻撃を仕掛け、数十の集落を制圧。この越境攻撃は、外国軍によるロシア領への攻撃としては第2次世界大戦(World War II)以降最大とされる。


 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領が13日夜に投稿したビデオ通話の映像によれば、同国軍のオレクサンドル・シルスキー(Oleksandr Syrsky)総司令官は「きょう時点で、わが軍は一部地域で1~3キロ前進した」と報告。


 この1日で「ロシア領40平方キロを制圧」したとして、「現在、74集落を支配下に置いている」と続けた。




 シルスキー氏はこれに先立ち12日、ロシア領約1000平方キロを制圧したと述べていた。


 ウクライナは制圧したロシア領を保持するつもりはなく、ロシア側が「公正な平和」に同意すれば越境攻撃を停止するとしている。


 ウクライナ外務省の報道官は会見で、同国は制圧したロシア領の「併合」を望んでいるわけではないと説明し、ウクライナ軍の行動は「完全に正当なものだ」と主張。


「ロシアが公正な平和を回復することに同意次第、ウクライナ軍はロシアへの越境攻撃を停止する」と述べた。

【翻訳編集】AFPBB News

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