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ガザ停戦ならイランの対イスラエル攻撃抑止も 米大統領

AFPBB News / 2024年8月14日 9時2分

米ルイジアナ州のルイ・アームストロング・ ニューオーリンズ国際空港で、記者団の取材に応じるジョー・バイデン大統領(左、2024年8月13日撮影)。(c)Brendan SMIALOWSKI / AFP

【AFP=時事】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は13日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)でのイスラエルとイスラム組織ハマス(Hamas)の間の停戦合意を達成できれば、ハマスの政治的指導者殺害への「報復」としてイランがイスラエルを攻撃するのを抑止できる可能性があるとの見方を示した。


 バイデン氏は南部ルイジアナ州ニューオーリンズ(New Orleans)で、イスラエル、ハマス間の停戦によりイランの攻撃を防ぐことができるかと記者団に問われたのに対し、「そう期待する」と返答。停戦に向けた交渉は厳しさを増しているが、「あきらめていない」とも述べた。


 米国や欧州諸国は停戦を呼び掛けており、交渉は15日に再開される予定。




 しかし、イスラエルのイタマル・ベングビール(Itamar Ben Gvir)国家治安相が、エルサレム(Jerusalem)にあるイスラム教の聖地アルアクサ・モスク(Al-Aqsa Mosque)を訪れた際、「われわれは勝利しなければならず、ドーハやカイロでの交渉に赴くべきではない」と語るなど、ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)政権内の極右勢力は強硬に停戦に反対している。


 これに対しハマスは、さらなる交渉を行うのではなく、バイデン氏が以前に提示した停戦案を実施するよう仲介国に求めている。


 一方、米政府はこの日、F15戦闘機や3万3000発近くの戦車砲弾など総額200億ドル(約2兆9400億円)超の対イスラエル武器売却を承認した。

【翻訳編集】AFPBB News

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