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見張り役がイスラエル人人質射殺、わが子殺された「報復」 ハマス

AFPBB News / 2024年8月17日 16時4分

パレスチナ自治区ガザ地区南部ハンユニスで、イスラエルの攻撃後に立ち上る煙(2024年8月16日撮影、資料写真)。(c)Bashar TALEB / AFP

【AFP=時事】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)の見張り役が、イスラエル軍にわが子2人を殺害されたことへの「報復」として、イスラエル人人質を射殺した。ハマスが15日、明らかにした。


 イスラエル軍と、ハマスに拉致された被害者家族の団体「人質・不明者家族フォーラム(Hostage and Missing Families Forum)」はそれぞれ、ハマスが声明と共に公開した画像に映っている人質は既に亡くなっており、イスラエル軍が昨年ガザから遺体を収容したと指摘した。


 ハマスの軍事部門、イザディン・アルカッサム(Ezzedine al-Qassam Brigades、カッサム旅団)は12日、複数の発砲でイスラエル人人質1人が死亡、2人が負傷したと発表した。




 ハマスは16日、死亡したイスラエル人人質の男性に関する調査で、見張り役の戦闘員が、イスラエル軍にわが子2人が虐殺されたとの知らせを受け、報復のため命令に背いて人質を殺害したことが判明したと述べた。


 ハマスが昨年10月7日に行ったイスラエル南部への越境攻撃で拉致した人質251人のうち、111人は今もガザで拘束されている。イスラエル軍によれば、そのうち39人が既に死亡している。


 カッサム旅団が公開した画像には、血に染まった白い布に覆われた男性の遺体が写っているが、身元は明らかにされていない。


 同旅団は「不幸な出来事」で、イスラエル軍によるハマス掃討作戦の「残虐さ」が原因だと主張。「あなた方の残虐さは、人質に取って差し迫った危険となっている」と警告した。

【翻訳編集】AFPBB News

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