ハリス副大統領、激戦ペンシルベニア州でバス遊説 党大会控え

米ペンシルベニア州ムーンタウンシップの飲食店で市民と話をするカマラ・ハリス米副大統領（手前右、2024年8月18日撮影）。(c)ANGELA WEISS / AFP

【AFP＝時事】カマラ・ハリス（Kamala Harris）米副大統領は18日、副大統領候補のティム・ワルツ（Tim Walz）ミネソタ州知事と共に大統領選の激戦州ペンシルベニア州を訪れ、両者の名前が書かれたバスに乗り込んで各地を遊説した。ハリス陣営は、イリノイ州シカゴで19日に開幕する民主党全国大会を前に、勢いをつけたい考えだ。


　18日に発表されたワシントン・ポスト紙とABC、世論調査会社イプソス（Ipsos）による全米支持率調査では、ハリス氏がドナルド・トランプ（Donald Trump）前大統領を僅差でリードしている。


　4日にわたって開かれる党大会で、ハリス氏は有権者に向けて自身をアピールするための演説を行う。19日にはジョー・バイデン（Joe Biden）大統領と妻ジル（Jill Biden）氏も演説する予定。

　ワルツ氏は21日に登壇。ビル・クリントン（Bill Clinton）元大統領とヒラリー・クリントン（Hillary Clinton）元国務長官、バラク・オバマ（Barack Obama）元大統領と妻ミシェル（Michelle Obama）氏も、大会期間中に演壇に立つ。


　シカゴでは、パレスチナ自治区ガザ地区（Gaza Strip）でイスラム組織ハマス（Hamas）の掃討作戦を続けるイスラエルを支援しているバイデン・ハリス政権に抗議する大規模デモも連日予定されており、党大会に向けて警備が強化されている。

【翻訳編集】AFPBB News